ノロウイルスの感染ルート
ノロウイルスは、いろいろな感染ルートを持っています。
例えば、二枚貝等のノロウイルスに汚染された食品を原因としてノロウイルス食中毒が発生(食品媒介)し、そのノロウイルス食中毒に感染したヒトから手指や環境を介して別のヒトへと感染(ヒト→ヒト感染)し、拡大することがあります。
また、反対に、ノロウイルスに感染したヒトが食品を扱うことで、食品がノロウイルスに汚染され、ノロウイルス食中毒事故が発生(食品媒介)することもあります。
ノロウイルスの感染経路で例年最も多いのが、食品媒介ではなく、ヒト→ヒト感染(伝播)によるものです。ヒト→ヒト感染は、感染者の糞便や嘔吐物とともに環境中に排出された後、再びヒトに感染することで継続して発生するのです。